縁あって人狼TLPT(人狼ザ・ライブプレイングシアター)を観劇!
オモシロかったけど、人狼初体験の脳では最後までロジックを追い切れず・・・😅
「この人が霊媒師?でも、もう一人ほかに霊媒師って言ってる人がいたよね。二人いていいの?あ、どっちか人狼か狂陣?ところで、霊媒師と予言者って何が違うんだっけ?えっと・・・追放された人は人狼かどうかわからないの?じゃ、どうやってゲームオーバーかどうかわかるの?そうか、ゲームマスターが把握してんのか・・・・」
なんて、まごまごしているうちに、あれよあれよと話が進んで人狼側が勝利していた・・・。

これは多分、野球や将棋の中継やなんかと同じなのかな。
ルールを理解して、何回か自分でプレーしてみて、やっと面白さがわかるもんなんでしょう。
あの猛スピードで行なわれる丁々発止のやり取りを聞き取り、キャラクター各位の主張するロジックをすべて理解できたら、メチャクチャおもしろいんだろうなぁ。

ただし、インプロにも関わらず役者が言いよどむようなところはほとんどなく、テンポが崩れないのは素晴らしかった。
どなたも演技が達者だったので、ストレートプレイをやっても上手な人たちなんでしょうねぇ。
その上、13人のキャスト全員が人狼経験者で、かつある程度のゲーム巧者じゃなきゃ成り立たないという条件を考えると、最初期はメンバーそろえるの大変だったんだろうなぁ。

そして、すごいのは人狼ゲーム好きの観客は最初から「身内」ってこと。
舞台に上がっている役者たちとは「同好の士」なので、幕が上がった時点ですでに「掴み」に成功している。
戦わずして、すでに勝っているのだ。
役者同士の議論タイムが終わり、ゲーム進行が舞台裏で行われる間は、追放されたり人狼に襲撃されたりして脱落してしまった役者さんたちのトークタイムがある。この間、観客は専用の用紙に「誰が人狼か」の予想を記入。
的中者にはプレゼントがあったりして、全体に和気藹々としたムードが漂う。
私はファンとは「巨大な身内」だと思っているので、この身内獲得の戦略はすごいなぁと思った。
会場の雰囲気が温かいと、役者も客も無用な緊張をしなくて済む。
身内は大事だ。

まとめると人狼TLPTは・・・

・インプロとして楽しめる
・ゲームとして楽しめる
・観客が参加するカタチで楽しめる

ということで、強いのかなと思った。
ゲームとして楽しむことができなかった私でも、他の2点については楽しめたワケだから。

それと、「半ゲーム・半芝居」という本公演の特色なのだろう。
役者がキャラクターを演じるのをほどよく諦めている感じが、見ていて清々しかった。
「努力をにじませた役者が、無理して別人になろうとする演技」というのが、私はどうも苦手なので。
だから、これ、ホメてるんですよ。